◯発達とは

・発達とは

遺伝と環境の双方が影響。良好な環境は発達を支える。

発達は一般的に年齢との関数である。

 

有名な発達段階説。

発達段階の区別の仕方

1.機能の行動変化(発話、描画)などを指標にして段階設定をする

2.機能の関連を心的働きに結びつけて構造を想定する

ピアジェ(認知発達論)、フロイト(心理-性的発達段階説)、エリクソン(心理社会発達段階説)

分化共通ではなく、具体的な活動に参加するなかで獲得される諸能力は異なる。

 

・スイスのピアジェ認知発達論

シェマ:認知の枠組み(同化や調節を行う)

同化:外界の情報を理解すること

調節:既存のシェマから適応的なシェマに変えていくこと。

均衡化:同化・調節を行いながら安定した発達をさせる過程

操作:行為がに内在化されたもの(学習)

 

感覚運動期:0~2歳。新生児反射などの知覚と行為の間に言語が介在しない状態

0-1ヶ月:第1段階:反射。吸啜反射、指しゃぶりなどの習慣的行為の獲得。

1-3ヶ月:第2段階:第一次循環反応

3-8ヶ月:第3段階:第二次循環反応。手で物を叩くなど、偶発的対象操作。

8-12ヶ月:第4段階。:目的に応じた手段の行使。物をどかすなど。この時に隠された物が存在し続けるといった対象の永続性が起こる。

12-18ヶ月:第5段階:第三次循環反応。この時に、物を元の場所から移動させると、移動先を探せるようになる。

18-24ヶ月:新しい解決手段を洞察的に発見。この時に、元から見えなくても対象物を探そうと動く。

 

前操作期(2-7歳)

ごっこ遊びやままごとなど、目の前にないものを別のもので表せる象徴機能

文字の組み合わせ(ね・こ)から、象徴を想像出来る。

実際に行われる行為から、計算などが出来る。

直感的思考:同じ重さの粘土を違う形で呈示すると、見た目が長い、広い方が重く感じるようになる

自己中心性:自分の視点(中心化)から事象(長い、広いなど)を判断する。

 

具体的操作期(7-11歳)

具体的操作とは、対象に基づいた論理的思考のこと

保存の概念:長さ・広さにとらわれることなく、関係を可逆的に捉えられる。

第1段階(7,8歳):数の保存、系列化、クラス化

第2段階(9,10歳):類似、2時限の推理、空間的把握

 

形式的操作期(11歳~)

思考の内容と形式(現実)を区別して、内容に依存せずに形式に従って行われる論理的思考。

仮説演繹的思考が可能(色を混ぜた時の予想など)

具体的な対象から離れても、対象間の関係について計算・比較ができる。

命題論理:濃いー明るいなど、「対」の概念が生まれる

比例概念:天秤の釣り合い調節といった、量的な変化を推察できる。