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第2章 こころに出会うこと―聴くことの目的

・こころに出会う・触れることの難しさ

 傾聴の目的:Cl.のこころに出会う・触れること

 共感と受容もこころに出会ってはじめて発揮されるもの

 親しみのない知的な聴き方では、こころに出会うことは達成されない

 

・知的な認知、知的な理解という「かのような理解」

 面接の目的は語られる内容の正確な理解が第1でない!

ーこころの臨床では、Cl.の「思い」を聴くことが重要である!

 思いとは、感情・フィーリング、思考、空想が合成されている。

⇒こころを理解するにはまずその思いに出会う、触れることから始まる。私たちが触れていること・どんなものかを味わっていることを自覚していることが必要。

 

 故に、こころを理解した気でいて、知的な作業で名前(ラベリング)を付けることでは決して無い。(アスペルガーのように)

 知的な理解はかえってこころの真の理解から遠ざかり、ラポールが築かれていない限り、嫌悪感の感情に染められてしまう。

 

・「かのような理解」とは

 ・知的理解で進めようとすること。

 ・マニュアル化した(公的な)対応

 

・私たちの感情や思いを生かす

 こころに出会える聴き方:Cl.の思い、感情を私たちのこころに入れ、併せてそこに、私たち自身の感情、思いを漂わせて使用する姿勢

⇒話を聴き、整理するという(知的)機械的作業から、こころが交わる生きた機能的なものになる。

 そこで現れるネガティブな感情(逆転移)も飼い慣らすことが必要

 

・2つの聴き方

 ・能動的に聴く姿勢(共感する)=支持的心理療法

 ・受身的に聴き、完治する姿勢(投影する)=精神分析敵リスニング